バックアップ見直し編③ データバックアップ9割カバー NAS導入のススメ

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こんにちは、柊です。
今回は、バックアップ見直し編の続きとしまして、NASの導入の説明をします。
「導入方法」というより、どういった人にオススメか。という点で説明していきますね。
難しいことは抜きで行きますよ。

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NAS導入のススメ

NASとは

まずこれですね。最近はよく名前を聞くようになったと思いますが、とりあえず難しいことを抜きにして説明すると、家庭内サーバーというものです。
外付けHDDと何が違うの?という話になるかと思いますが、サーバーですからデータの保管庫にもなりますし、何かしらのアプリケーションも動作します。

具体例を挙げてみます。

  • RAIDというデータ保護や高速アクセスのための手段を使うことができる。
  • メディアサーバーとなるので、デバイスを問わずデータにアクセスすることができる。
  • 自動バックアップ機能や自動クラウド連携機能があるので、手間が少ない。
  • 外部アクセス機能により、家庭内LAN環境以外からのアクセスも可能。

これらを外付けHDDで実現するには、多大な手間が発生するので、これがNASの利点だと思っていただければ良いかと思います。

詳細に説明しますね。

RAID(レイド)が使える

RAIDってなんだって話は難しくなるので、興味がある方だけ調べてもらえればよいとして、一つだけ覚えてください。
RAID1(ミラーリング)」というのを多くのNASが採用しています。レイド1、です。レイドには0だとか5だとかいろいろありますが、まずはこのレイド1を覚えてください。そして多くの人にはそれで充分です。

このRAID1。これは何かといいますと、ミラーリングという名前の通り、複数のHD(ハードディスク)に同じ内容を保存する、ということですね。
HD1とHD2に同じ内容をコピーして置いておくことで、HD1が壊れても、HD2から新しいHD3にコピーしなおせば、今度はHD2とHD3で今までと同じ運用ができる、という優れものです。

それって、外付けHDを2個用意するのと同じじゃないか、と疑問が出てくるかと思いますが、それでほぼ正解です。
NASで行う際の利点は、2つのHDを合わせて、1つのHDに見えるようにしてくれている点、となります。なので、ユーザーは「2つのHDだ」と意識することなく、HD1,2両方にコピー状態をキープしてもらえるわけです。これが外付けHDD2つだったら、いちいち両方へのコピーを自力で行わなければなりませんからね。

また、「片方故障したっぽいよ」というお知らせももらえますので、迅速な対応ができるわけですね。

いいこと

RAID1(ミラーリング)を行うと、片方が壊れてもHDを入れ替えれば復旧できますので、心配なのは同時に壊れた時だけとなります。

例えば、HDの故障率が1%だとしましょう。すると同時に壊れる確率は1%×1%で、0.01%まで下がります。
このように、完全にデータがなくなる可能性を限りなく低くしてくれます

なかなか一般の方ではいないと思いますが、ミラーリングのHDDを増やしても同じRAID構成ができます。
同時故障率は3台、4台・・・となるとさらに下がるわけです。

わるいこと

2台のRAIDであれば、HDD容量が半分になってしまう、ということ。

例えば3TのHDを2台買うと、合計は6Tの容量になりますが、ミラーリングを行うと同一の内容をコピーしますので、3Tしか使えません。2台で1台分というイメージですね。安心を買うためには仕方ないですが、これを見越して大き目の容量のHDを用意されることをオススメします。

ちなみに、HDを2台買うのであれば、双方同じ容量がいいです。それぞれのサイズが違う場合は、小さい方に合わされてしまうので。

メディアサーバーになる

複雑な設定をしなくてもメディアサーバーになるんです。

メディアサーバーとは、音楽ファイルや動画ファイルがおいてある家庭内サーバーのことです。NASがこのメディアサーバーとして認識される仕組みが用意されているんですね。この機能によって、LAN接続があるテレビや、PS3やPS4などからアクセスして音楽や動画を楽しむことができるのです。

この機能自体は外付けHDDにも搭載されている場合はありますが、最近のNASに関してはかなりの確率で搭載されていますので、有無に悩まなくて済むという点がポイントですね。

この音楽ファイルや動画ファイルも先ほど説明したRAID対象ですので、安心ですね。

自動バックアップ機能や自動クラウド連携機能

これも大きなポイントですね。
PC内のデータとつき合わせて、PC内のデータを自動でバックアップを取ってくれる機能や、NASのデータをクラウドと連携してクラウドに自動保存してくれる機能です。

PC⇔NAS⇔クラウド

この形です。

これもバックアップソフト用意して、PCと外付けHDDでやればいいじゃないかという話もありますが、それは確かにそうんなんです。

PC⇔外付けHDD
PC⇔クラウド

この形になるでしょうか。
これでもいいのですが、この場合だとPC主体になりますので、定期的な実行が必要です。また、PC立ち上げている間にマシンパワーも必要です。
対して、NASを利用する場合は、PC立ち上げたときに勝手にやってくれますし(パワーはNASのパワーを使用)、PCを落としていてもクラウド連携は常時行ってくれます。

当然、NASの電源は入れっぱなしになるので、そこがデメリットとはなります。

外部からのアクセス機能

Webアクセスなんて呼ばれることもありますね。これは外部から、例えば外出先のスマホから、自宅のNASにアクセスする機能です。
写真などを全部、NASに入れたはいいけど、肝心の使いたいときに見れない!というのを防ぎます。
(クラウドに入れている場合は、そちらのほうが楽ですが。)

外からのアクセスは危険じゃない?という心配もあると思いますが、専用のアプリケーションをスマホ等にインストールした上で、パスワードなどの入力が求められますので、一定以上の安心はあります。
心配な方は、この機能を切ることもできます。

※最近のNASは多くの場合、外部アクセス機能が備わっていますが、場合によってはないものもあるようですので、ご注意ください。

これの便利なところが、一切合財をNAS管理しておけば、外出先でもスマホで全部確認できることですね。
以外に便利なんですよ、これ。「だいぶ前の写真だけど、もうスマホにはって残ってないよな?」なんて話を振られても、ちょちょっと見つけて送ることができたりしますからね。

オススメNAS

以上、めちゃくちゃNAS推しの話をしてきましたが、具体的に言うと、「SynologyのDS216j」がオススメです。
後継機としてDS218jも出ていますが、スペックアップはしていますができることは変わりません。
スペックの分お値段が変わるので、オススメはDS216jの方になります。

不満点というほどでもないですが、HDは二枚しかセットできませんので「4T4枚刺して思いっきり大容量」、とかは無理です。残念。
ただ、よほどのことがない限り、3Tもあればだいたいコト足りるかと思いますので、ニーズに合わせて考えてもらえれば、と思います。
とりあえずは値段と性能のバランスから、ウェスタンデジタルの赤をオススメします。

NASがあれば万全じゃん!

ここまで褒めちぎって来ましたので、NASがあれば万全じゃん!って気になるかと思います。実際はその通りです。NASだけ用意して、丁寧に扱っておけば、9割5分方問題ないと思います。HDの故障だけ迅速に対応しておけば、普通の物理損傷に関しては心配無用かと思います。

僕自身も経験があるのですが、先述のDS216jではない、某社のNAS使用時に、落雷停電から復旧したら、RAID1組んでいたHD二枚同時にアクセス不可になったことがあります。
(サルベージも失敗。泣く泣く諦めました。)

また、その二世代後のNASですが、何かの拍子に電源ボタンに当たったようで、NAS基板が死んでしまい立ち上がらなくなりました。
(HDは無事だったのでサルベージにて半分程度のデータは復旧させたものの、丸1週間かかる大作業でした。)

このような損傷もありますので、必ずしも万全というわけではありません。
当然、まだ経験はないですし、今後も未経験のまま行きたいのですが、火災なんかでも一緒にやられてしまいます。
※火事の時にデータの心配するのもあれですが、残っていれば救われるものもある、ということで。

NASの弱い点をカバーする

というわけで、NASの良い点と不安点を並べてみました。
ここでは、不安点の解消方法を解決してみましょう。

電気的な不安

逆電流といった雷被害や、急な停電による損傷対策を考えます。
これは簡単で、同じタイミングで電源に繋いでいないデータ領域を用意することで解決します。
具体的に言うと、外付けHDDが良いですね。月に1度程度でよいかと思いますが、外付けHDDをNASに繋いで、中身のバックアップを行ってください。当然、コンセントはその時だけ差して下さいね。
これで、最悪の場合でも1月前のデータは残っている算段になります。

例外としては、そのバックアップ中に落雷した場合ですか。天気くらいは外見たらわかると思いますので、怪しいときは行わないという努力で率は減らすことができると思います。

物理的な不安

NAS自体の故障や、NASのHDが運悪く両方壊れた場合の話に関しては、前述の外付けHDDによるバックアップで概ね解決しますね。

それ以外の場合。例えば、地震・火災等の範囲攻撃。
こればっかりは同じお家に置いている限り、仕方ないことですが、せめて写真や特級で大切なデータはクラウドにて保存をしておきましょう。と提案します。
これは次回以降でお話しますね。

NAS導入のまとめ

ということで、NASの魅力が少しでも伝わってくだされば、幸いです。便利ですし、大切なデータを守るという意味でもとても良いものだと思います。
お値段の差の分だけ、外付けHDDよりも良いですよね。迷われてる方がいらっしゃれば、NASをオススメします。
外付けHDDで充分とおっしゃる方も、ご自身が定期的なバックアップなどを丁寧にできるかどうかで考えていただければ、と思います。

保険と一緒で、解約したりやめたりした時に事故は起こるものなので。

詳しい手順等は割愛しましたが、だいたいのNASは、「HD入れて、ビス止めして、LAN繋いで、電源繋いで、スイッチON!」で終わると思います。最初のアクセスはブラウザからですかね。パスワード等設定したらもう使えます。1時間もあれば動くようになるのでは。

僕が一押ししているのはDS216jです。こちらは3年弱使っている計算になりますが、壊れる様子も使っていての不都合も感じません。
amazonなんかでもずっと高評価続いていますしね。

では次回は、クラウド第一弾。Google Photoについてです。お楽しみに。

<シリーズ>
バックアップ見直し編① 最強のデータバックアップを考えてみる
バックアップ見直し編② 種類別バックアップの優先度を考える
バックアップ見直し編③ データバックアップ9割カバー NAS導入のススメ
バックアップ見直し編④ Goole photoで写真と動画を保存しよう
バックアップ見直し編⑤ Amazon Prime Photoでも写真を保存

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